「桃太郎姫暴れ大奥」書影

桃太郎姫暴れ大奥

井川香四郎(イカワ コウシロウ)

A6(文庫)判 304ページ

2019年12月05日発売

価格 748円(税込)

ISBN 978-4-408-55551-5

在庫あり

オンライン書店で購入する

「夢一輪」「大奥繚乱」「路上の露」「こんぴら奉行」の四編を収録。

讃岐綾歌藩の若君・桃太郎の正体は、跡継ぎに恵まれなかったため、男として育てられた姫君である。
時折「町娘の桃香」として、江戸の待ち歩きを楽しんでいる。

桃香の立場で交流のある、深川の薬種問屋若主人・善右衛門の婚礼に参列中、善右衛門が突然、火付盗賊改方に捕縛された。幕府禁制の朝鮮人参を不正に売買した咎という。
彼は無実を訴えるが、厳しい拷問を受けているらしい。

桃太郎君と親しい岡っ引き・猿吉と家臣・城之内らの調べによると、将軍暗殺を企てる不穏な動きとかかわりがあるらしい。
陰謀を未然に防ぐべく、桃太郎君は「部屋子」の姿で単身大奥に潜入するが……。

「夢一輪」「大奥繚乱」「路上の露」「こんぴら奉行」の四編を収録。
「若君」がお転婆な町娘に変身して、江戸に巣食う巨悪に挑むシリーズ新章、待望のスタート!