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紫の女

花房観音(ハナブサ カンノン)

A6(文庫)判 304ページ

2018年12月06日発売

価格 693円(税込)

ISBN 978-4-408-55452-5

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なぜ“誰かの女”に欲情するのだろう?
性愛小説の女王が描く、現代の『源氏物語』

「源氏物語」をモチーフに、禁断の関係におちてゆく男女の情愛の行方を
艶やかな筆致で描く、粒ぞろいの官能短編集。
若い部下に妻を寝取られたことを知った夫は、部下にある命令をし(「若菜」)、
客を誘惑したタクシーの女性運転手には、秘められた過去が(「夕顔」)――
古典に新たな命を吹き込んだ、7つの欲望の物語。
解説/大塚ひかり
装画/松浦シオリ