為吉 北町奉行所ものがたり
宇江佐真理著(ウエザ マリ)
A6(文庫)判 336ページ
2017年10月04日発売
価格 682円(税込)
ISBN 978-4-408-55383-2
在庫なし
過ちを一度も犯さない人間はいない――
過ちを一度も犯さない人間はいない――
与力、同心、岡っ引き、その家族…
奉行所を取り巻く人間模様。
宇江佐真理さん三回忌
名手が遺した感動長編
為吉は幼いころ呉服屋の跡取り息子だったが、両親を押し込み強盗に殺されていた。
その後、北町奉行所付きの中間となっていたが、
両親を殺した盗賊集団の首領が捕まったとの知らせが届く。
その首領の発したひと言は為吉の心に大きな波紋を広げて……。
2015年に急逝した著者が遺した渾身作。
執筆の経緯を綴った単行本未収録のエッセイを収録。
【目次】
奉行所付き中間 為吉
下手人 磯松
見習い同心 一之瀬春蔵
与力の妻 村井あさ
岡っ引き 田蔵
下っ引き 為吉
あとがきにかえて「予定変更」
解説 一期一会 山口恵以子