「どぜう屋助七」書影

どぜう屋助七

河治和香(カワジ ワカ)

A6(文庫)判 400ページ

2017年04月04日発売

価格 754円(税込)

ISBN 978-4-408-55350-4

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下町の味、江戸っ子の意地!

下町の味、江戸っ子の意地!
江戸っ子に愛される味を生んだ笑いと涙の物語!

江戸は浅草・駒形にある〈どぜう屋〉の主人元七(三代目越後屋助七)は
剣術と遊びにかまけて仕事はほったらかしの日々。
しかし、黒船来航、大地震、ご一新へと、店も人も激動の世になると、
江戸っ子の意地と持ち前の明るさで店を盛り立てようと奮起する――
実在の老舗〈駒形どぜう〉を舞台にした、笑いと涙のグルメ時代小説。
読めば必ず食べたくなる!

料理評論家・山本益博さんも舌鼓!

【目次】
一、君は今 駒形あたり どぜう汁
二、アメリカが来ても日本はつつがなし
三、恋は思案の外 欲は分別の内
四、鯰もおごる神の留守事
五、鯨汁 椀を重ねて叱られる
六、冥土の旅へコロリ欠け落ち
七、きゅうりごしん しんごしん
八、風の神 雷門に居候
九、江戸の豚 都の狆に追い出され
十、きんのと変わらぬけふの味
あとがきにかえて――<駒形どぜう>余話

解説/末國善己