空飛ぶタイヤ
池井戸潤著(イケイド ジュン)
A6判 848ページ
2016年01月15日発売
価格 1,100円(税込)
ISBN 978-4-408-55272-9
在庫あり
名門巨大企業vs.弱小運送会社
ひとつの命をめぐる感動巨編
【実業之日本社 創業120周年記念出版】
池井戸潤が、一番アツい!
不屈の男と家族たちの闘い!!一気読みの大逆転エンタメ!
『下町ロケット』の原点――村上貴史(文芸評論家)
走行中のトレーラーから外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも……。自動車会社、銀行、警察、記者、被害者の家族ら、事故に関わった人たちの思惑と苦悩。「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともに事故の真相に迫る。圧倒的感動を呼ぶエンターテインメント巨編!
第136回(平成18年下期)直木賞候補作。
「作者の思いが読者を揺り動かす」
「緊迫感のあるストーリー」
「企業小説を越えた作品」
と選考委員の高い評価を受けた。
■序 章 決して風化することのない、君の記憶
■第一章 人生最悪の日々
■第二章 ホープとドリーム
■第三章 温室栽培群像
■第四章 ハブ返せ!
■第五章 罪罰系迷門企業
■第六章 レジスタンス
■第七章 組織断面図
■第八章 不経済的選択
■第九章 聖夜の夜
■第十章 飛べ! 赤松プロペラ機
■第十一章 コンプライアンスを笑え!
■第十二章 緊急避難計画
■終 章 ともすれば忘れがちな我らの幸福論
●解説 村上貴史