生かされる命をみつめて<見えない風>編 五木寛之講演集
五木寛之著(イツキ ヒロユキ)
A6判 256ページ
2015年10月02日発売
価格 612円(税込)
ISBN 978-4-408-55254-5
品切
五木寛之は語る――
この世で 唯ひとりの自分へ。
傲慢になるな、謙虚であれ。
人は<見えない風>に生かされているのだから。
『生かされる命をみつめて』<見えない風>編で著者は、脳、宗教、生命、医学など遍く真理について語っている。
語ることが書くことよりも人の心に伝わることがある。自分を支えているのは、大きな目に見えない力だ。溜め息は弱々しい行為ではない。明治は前進だけでなく、悲しみも大事にする時代だった。法然、親鸞が庶民に語った教えの数々。著者が大声で泣いた「蓮如」の「御文章」とは。死が大きく議論される時代になった。毎日、「今日一日の自分の命」と問いかける。脳、宗教、生命、医学も、深刻な話しも軽く語る著者のライブ感覚であなたの心が軽くなる。
■見えない風
■他力の風
■天の命
■青春・朱夏・白秋・玄冬
■溜め息の知恵
■暗愁
■「悲しみ」の価値
■明るさの仮面
■「悲」という感情
■大河の一滴として生きる
■命の意味
■宗教の意味
■往還
■忘憂の名
■声が語ること
■千日聞き流せ
■屈原
■勇気をもって諦める
■人は失われるものを愛する
■内なる声を聞く
■脳を超えるもの
■体の天気図
■がん細胞の悲しみ
■自己とむきあう
■死を受けとめる
■乾いた心と軽い命
■ありのままの生を見つめて
■今日一日の命