生かされる命をみつめて<自分を愛する>編 五木寛之講演集
五木寛之著(イツキ ヒロユキ)
A6判 256ページ
2015年10月02日発売
価格 612円(税込)
ISBN 978-4-408-55253-8
在庫あり
五木寛之は語る――
孤独であることも わるくない。
自分を愛することは、世の中全体を愛すること。
他人を寛容する精神を尊べ。
『生かされる命をみつめて』<自分を愛する>編で著者は、絶望も希望も、主に人間のマインド面を語っている。
絶望状態のなかでもユーモア感覚を忘れない。老いもがんも許容する。自分にも他人にも寛容の精神を。「頑張れ」と言わずに、人にじっと寄り添う。ボランティアは自分が救われること。一日ひとつ、歓びの出来事をノートに書いてみた。立派に亡くなった人へは、涙でなく拍手を送る。人生には軌跡でなく存在の方を優先しよう。誰もが知る「青い鳥」には謎の結末があった。物語を創る人間になりたいと思った少年時代など、著者が50年近くかけて語った講演は、あなたに何をもたらすか。
■自分を愛することから
■生かされる命をみつめて
■影の濃さに光を知る
■こころの傷
■「慈」と「悲」
■母親の涙
■誰のために
■歓びノート
■人は泣きながら生まれてくる
■憂いなきに似たり
■生きているだけで
■分け隔てなく
■朝顔は闇の底に咲く
■地獄を生き延びた人びと
■舌はあるか
■「青い鳥」を探して
■物語を夢見て
■人生という物語
■普遍と個別
■ふたつのことばを使い分ける
■受け継いだことば
■おかげさま
■私たちはどこへいくのか