マンボウ最後の家族旅行
北杜夫著(キタ モリオ)
A6判 256ページ
2014年10月04日発売
価格 631円(税込)
ISBN 978-4-408-55189-0
在庫あり
マンボウ、最後のエッセイ。
大腿骨を骨折したマンボウ氏。さっそく娘による「スーパーリハビリ」が始まった。毎朝、腹筋と散歩。そしてなぜか、旅から旅の日々。娘は言った。「ハワイから帰ったら、翌日苗場にスキーに行かない?」。妻・齋藤喜美子が語る「マンボウ家の五〇年」と娘・斎藤由香による「あとがきに代えて」収録。家族との日々をユーモアで紡ぐ、絶筆を含む著者最後の連載ユーモアエッセイ集。[解説/ 小島千加子]
■骨折騒動記
■マンボウ入院記(その一~その三)
■軽井沢へ
■肺炎で又もや入院
■ハワイにつれてゆかれた事
■ハワイから帰国した翌日に、もう苗場へ
■スキー場から帰ったら、熱海へ
■またもや箱根へ
■どくとるマンボウ昆虫展
■上高地再訪
■初夏の軽井沢ふたたび
■上山城での「どくとるマンボウ昆虫展」
■娘に引かれて善光寺参り
■私を昆虫マニアにしてくれた先輩
■カラオケ初体験
■紅葉の京都
■「楡家の人びと」の独訳のことなど
■恐ろしい娘によるリハビリと私の認知症
■私の散歩
■京都の親戚を訪ねる
■娘の植えた桜
■神奈川近代文学館
■白い御飯
■NEC軽井沢72
■軽井沢あれこれ
■<絶筆>又もやゴルフ見学
●マンボウ家の五〇年 齋藤喜美子
●<あとがきに代えて>父が遺したユーモア 斎藤由香
●解説 北さんの最後の日々 小島千加子