十津川警部 西武新宿線の死角
西村京太郎著(ニシムラ キョウタロウ)
A6判 288ページ
2014年02月05日発売
価格 660円(税込)
ISBN 978-4-408-55159-3
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北陸本線の特急脱線転覆事故と
西武新宿線の殺人との交点は?
西武新宿線高田馬場駅のホームで、朝の通勤ラッシュアワーに若い女性・田代美由紀が刺殺された。周囲の状況からストーカーが犯人と目され、逮捕されたのは、警視庁捜査一課の西本刑事の友人・小川裕介だった。被害者の田代美由紀は公益法人「交通事故調査会」の職員で、昨秋に起きた北陸本線の特急サンダーバード脱線転覆事故を調べていた。十津川警部らによって駅のホームの監視カメラに残された映像を調べる捜査が行われていたが、それと並行して、西本は友人の無罪を信じ、独自の調査を始めた。やがて、田代が高田馬場の事件前に、週末の休みを利用して、石川の和倉温泉を訪れていたことも明らかになった。北陸本線の事故と何かつながりがあるのではと疑いを持った西本は……渾身のトラベルミステリー!
■第1章 高田馬場駅ホーム
■第2章 死者の足跡
■第3章 ダイイング・メッセージ
■第4章 推理の行方
■第5章 最後の抗議
■第6章 告発とその結果
■第7章 すべての終章
解説/ 香山二三郎