堕落論・特攻隊に捧ぐ 無頼派作家の夜
坂口安吾著(サカグチ アンゴ)
七北数人編(ナナキタ カズト)
A6判 360ページ
2013年12月05日発売
価格 660円(税込)
ISBN 978-4-408-55155-5
品切
人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。
安吾の言葉が私の人生を支えている――西川美和(映画監督)
戦後無頼派の代表的作家・坂口安吾の代表作と酒にまつわる小説・エッセイ等を多数収録したオリジナル作品集。戦後の文壇に新風を吹き込んだ「堕落論」などのエッセイはじめ、「白痴」「桜の森の満開の下」などの代表的小説、GHQの検閲により削除された幻のエッセイ「特攻隊に捧ぐ」、安吾、太宰、織田作が女について奔放に語る鼎談「歓楽極まりて哀情多し」文庫初収録。
【収録作品】
■堕落論
■堕落論 [続堕落論]
■白痴
■戦争と一人の女 [無削除版]
■真珠
■特攻隊に捧ぐ
■わが戦争に対処せる工夫の数々
■青年に愬う――大人はずるい――
■朴水の婚礼
■桜の森の満開の下
■木枯の酒倉から
■――聖なる酔っ払いは神々の魔手に誘惑された話――
■酒のあとさき
■ちかごろの酒の話
■歓楽極まりて哀情多し
■反スタイルの記
■机と布団と女
■大阪の反逆
■不良少年とキリスト
●作品解説 七北数人