「さくらのまち」書影

さくらのまち

三秋縋(ミアキ スガル)

四六判 304ページ

2024年09月26日発売

価格 1,980円(税込)

ISBN 978-4-408-53866-2

重版中

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二度と戻らないつもりでいた桜の町に彼を引き戻したのは、一本の電話だった。

「高砂澄香が自殺しました」

澄香――それは彼の青春を彩る少女の名で、彼の心を欺いた少女の名で、彼の故郷を桜の町に変えてしまった少女の名だ。
澄香の死を確かめるべく桜の町に舞い戻った彼は、かつての澄香と瓜二つの分身と出会う。
あの頃と同じことが繰り返されようとしている、と彼は思う。
ただしあの頃と異なるのは、彼が欺く側で、彼女が欺かれる側だということだ。

人の「本当」が見えなくなった現代の、痛く、悲しい罪を描く、圧巻の青春ミステリー!