黄金の糸 幕末甲州金始末
渡辺房男著(ワタナベ フサオ)
四六判 304ページ
2014年12月04日発売
価格 1,760円(税込)
ISBN 978-4-408-53658-3
在庫なし
最後の甲州金、お前らには絶対に渡さぬ!
経済のグローバル化に立ち向かう日本人の原点に迫った熱いドラマだ
――末國善己氏(文芸評論家)絶賛!
甲州の隠し金で大逆転を狙え! 甲府、江戸、横浜、富岡製糸場……信玄ゆかりの金貨争奪戦の行方は!? 時代エンタメ×歴史経済小説の融合! 幕末、甲府勤番士の幕臣・高木東助は、城に眠る数千両の甲州金を、攻め寄せる官軍から守りぬくため、秘密裏に江戸の両替屋へと運び込む。しかし、次々と金を狙う刺客が現れ東助たちに襲いかかる。幕府再興を期して忍従の日々を送るが……時代に翻弄された男が戦いの果てに見出した人生の活路とは!?
「莫大な甲州金を手にした主人公がどのように幕末・維新を乗り超えたのか、彼とともに時空を超えて歩み続けて戴けたなら、著者として望外の喜びである。」
――著者「あとがき」より
■第一部 金
●官軍迫る
●内藤新宿
●江戸開城
●襲撃
●初音楼
■第二部 糸
●円という名の銭
●横浜本町
●蹉跌
●蚕種の行方
●富岡製紙場
●勧業製糸場
●その後
●あとがき
●主要参考文献