「雑誌倶楽部」書影

雑誌倶楽部

出久根達郎(デクネ タツロウ)

四六判 292ページ

2014年02月06日発売

価格 1,760円(税込)

ISBN 978-4-408-53639-2

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明治~昭和のおもしろ記事発掘エッセイ

庶民の暮らし、偉人の素顔、艶笑話、珍事件……雑誌にはリアルな「日本人」が詰まっている! 古書店を営みながら、作家・エッセイストとして活躍してきた出久根達郎氏による、明治~昭和のおもしろ記事発掘エッセイ。著者は、あらゆる雑誌に目を通し、「おもしろい」と感じた記事をかたっぱしからメモをする。

婦人はいつから腋毛を剃るようになったのか?
昭和初期の元気な老人たちの長寿の秘訣は?
大正婦人の性教育とは?

等々、38冊の雑誌を取りあげ、軽妙かつ味わい深い筆致でつづる。地方の小さな古書店での思いがけない掘り出し本の話、投稿魔だった亡き父の思い出など、「雑誌」にまつわるエピソードも交えた、本好きにはたまらないエッセイ集だ。 [装画/ 蕗谷虹児]

【まえがきより】
「雑誌は、ありとあらゆることを教えてくれる。教科書に出ていない事柄や、覚えても何の役にも立たぬこと、しかし、無用の用がこの世には必要なのであることを教えてくれる。雑物、雑用、雑考、雑見、雑感……雑の大切さを教えてくれるのが、雑誌なのである」

【本書に登場する雑誌(掲載順)】
『少女の友』『番傘』『料理の友』『宝島』『新青年』『実話雑誌』『小学二年の学習』『漫画読本』『現代』『伝記』『大衆文藝』『旅』『婦人之友』『あまとりあ』『文藝春秋』『実話時代』『特集雑誌オール実話』『犯罪科学』『こども家の光』『平凡』『日本少年』『話』『写真時代』『婦人世界』『面白倶楽部』『別冊週刊サンケイ』『ギャング』『學藝』『主婦之友』『學生』『実業之日本』『笑の泉』『婦人公論』『丸』『月刊フライデー』『キング』『幼年倶楽部』『写楽』