「荒野も歩めば径になる」書影

荒野も歩めば径になる ロマンの猟人・尾崎秀樹の世界

峯島正行(ミネシマ マサユキ)

四六判上製 448ページ

2009年09月18日発売

価格 2,090円(税込)

ISBN 978-4-408-53559-3

在庫なし

オンライン書店で購入する

希代の論客、尾崎秀樹の栄光と残翳

第二次大戦中、ゾルゲ事件の首謀者として刑死した兄を持つ尾崎秀樹。スパイ一家とそしられ、結核など病魔と闘う半生を送る。過酷な体験を経た彼は、大衆文芸の世界に光を見いだした。日本で大衆文学評論を最初に確立した尾崎秀樹の凄絶な人間史。

五木寛之氏推薦
――希代の論客、尾崎秀樹の栄光と残翳を余すところなく描きつくした昭和文壇の展望図。この著者でなければ迫ることのできない極限までを追求し、軽妙な読物であると同時に、重厚な文芸批評となっている――