悲劇もしくは喜劇
深谷忠記著(フカヤ タダキ)
四六判上製 396ページ
2008年07月18日発売
価格 1,980円(税込)
ISBN 978-4-408-53532-6
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真実はこの世の中で一番面白い冗談だ。
一人息子を育てながら九年間の受験勉強を経て弁護士になった村地佐和子はミスばかり犯し、前途に悲観的になっていた。そんな折に起きた、人身売買を背景にした殺人事件。佐和子は容疑者の弁護を引き受けるが、彼女の前には幾多の難問が立ちはだかっていた。裁判はどこまで真相に迫れるのか。変転し続けるストーリー――果たしてこれは悲劇なのか、喜劇なのか。新機軸の書き下ろし法廷推理。