「第四の闇」書影

第四の闇

香納諒一(カノウ リョウイチ)

四六判上製 380ページ

2007年09月19日発売

価格 1,980円(税込)

ISBN 978-4-408-53509-8

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インターネット心中で妻の恭子を失い、ネット古本屋を営む「私」――新田は、心中事件を追っていた旧知のライター、小杉の切断死体を発見する。恭子と運命を共にした女性の弟であるジローや、渋谷のアウトサイダー仲間らと私は事件を探り始める。小杉より前にも、ネット心中サイト主宰者などが同様の殺され方をしていたことが判明。事件が不可解な進展を見せ始めた折、私のもとへ正体不明の人物から深夜に電話が入る。電話の主は「過去に抱えている闇を理解しろ」と挑発、その後も執拗に自己中心的な発言を繰り返した。事件の闇はマスコミへの犯行声明をもって公開殺人へと変貌を遂げ始めた。最終ページに驚愕と慟哭の真実が刻印された社会派サスペンス。