「破局の舞」書影

破局の舞

千代田哲雄(チヨダ テツオ)

四六判上製 336ページ

2005年07月16日発売

価格 1,870円(税込)

ISBN 978-4-408-53476-3

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日本有数の企業グループ、一邦会所属の危機管理会社に勤務する飯沼は、グループトップの邦和銀行大浜副頭取に呼び出される。グループ各社挙げてのプロジェクトに関するリスク対策のためだった。国際資源開発を目的としたその極秘プロジェクト推進に、国際財閥のテーラー一族が立ちはだかった。テーラー側は為替市場で日本売りを仕掛け、邦和グループ始め日本経済に壊滅的打撃を与えようと画策する。悪辣な動きを阻止する飯沼や大浜らに、予想もし得ない首相官邸からの要請も降りかかる。両者対決の帰趨は。為替市場の行く末は。物語の最後に仕掛けられた小説構造自体まで注目必至。文芸評論家・関口苑生氏推薦の書き下ろし金融謀略サスペンス。