「三島由紀夫が死んだ日」書影

三島由紀夫が死んだ日 あの日、何が終り 何が始まったのか

中条省平(チュウジョウ ショウヘイ)

四六判上製 280ページ

2005年04月18日発売

価格 1,980円(税込)

ISBN 978-4-408-53472-5

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没後35年 三島由紀夫回顧展記念アンソロジー

このまま行つたら「日本」はなくなつてしまうのではないかといふ感を日ましに深くする。
その代はりに、無機的な、からつぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、
或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう…

三島由紀夫はこう予言した数ヶ月後の1970年11月25日、市ヶ谷自衛隊駐屯地で割腹自殺した。事実、あの日以来我々は三島が予言した通りの社会で生きることになってしまった。それはいったいなぜなのか? その答を見つけるべく、各分野の第一線で活躍中の瀬戸内寂聴、篠田正浩、森山大道、猪瀬直樹、呉智英、鹿島茂、中条省平の各氏が、三島の死をどう見つめてきたのかを切々と綴った、現代史、文学史に波紋を投げかける衝撃の一冊!