中国・鬼謀列伝
伴野朗著(トモノ ロウ)
四六判 252ページ
2002年10月17日発売
価格 1,760円(税込)
ISBN 978-4-408-53426-8
在庫なし
中国史を彩った覇者の背後には、謀臣と称される人物の存在があった。彼らは知勇と戦略をもって仕え、主君を盛り立てることに成功した。紀元前一〇七〇年、周王朝の文王は、渭水のほとりで釣りをしていた呂尚に対して、「亡父の太公が望んでいた方だ」と、自らの軍師に取り立てた。「太公望」の由来となった同題の短編ほか、紀元前七世紀に同年の管仲と鮑叔牙がともに臣下として名を馳せ、長年の友情関係を培った「管鮑の交り」を含む七人の人物譚を収録。