砂冥宮
内田康夫著(ウチダ ヤスオ)
新書判 296ページ
2017年12月15日発売
価格 979円(税込)
ISBN 978-4-408-50561-9
在庫あり
浅見光彦ミステリー傑作選最終巻!
三浦半島の須賀家は文豪・泉鏡花の小説『草迷宮』の舞台のモデルとなった旧家である。
ルポライター浅見光彦は、雑誌「旅と歴史」の取材で須賀家を訪ね、
当主の須賀智文から話を聞く。
その須賀老人は、家族に「金沢へ行く」と言い残して家を出て数日後、
歌舞伎の「勧進帳」で知られる石川県小松市の「安宅の関」跡で
死体となって発見された。
浅見は死の真相に近づくため、金沢へ向かうが、
須賀老人の足跡は意外な場所で途切れていた。
彼の「旅」の目的に思いを馳せる浅見の前で、
やがて第二の殺人が発生する……。
三浦半島から、金沢へ。
名探偵浅見光彦の推理行を描いた傑作長編、ノベルス版で初登場!
【目次】
■プロローグ
■第一章 お旅まつりの夜
■第二章 鉄板道路
■第三章 砂の記憶
■第四章 庄川峡へ
■第五章 迷宮への道程
■第六章 四番目の男
■エピローグ
■自作解説