黒川温泉殺人事件
吉村達也著(ヨシムラ タツヤ)
新書判 264ページ
2010年07月29日発売
価格 943円(税込)
ISBN 978-4-408-50523-7
在庫なし
「人を殺したような気がする」
エリート社員の告白は、事実か妄想か!?
学生時代の先輩・戸部から相談を受ける志垣警部。その内容は、戸部の息子・修太が黒川温泉で「人を殺したような気がする」と言っているというものだった。修太は三週間後に上司の娘と結婚して婿に入る予定だが、「赤ちゃんができたから、結婚してほしい」と言われたことを理由に、婚約者とは別の女性を殺したかもしれないという。さらに、修太は二年前に遭った事故の後遺症で記憶が途切れることがあり、その前後の記憶もない。修太の発言を誰もが疑う中、東京・奥多摩で携帯電話を握った女性の死体が発見された。その待ち受け画面には修太の顔が!! 修太と死体の関係は? 事件の裏に隠された悲しい物語とは……。