天涯の蒼
永瀬隼介著(ナガセ シュンスケ)
新書判 336ページ
2006年12月09日発売
価格 943円(税込)
ISBN 978-4-408-50475-9
在庫なし
北関東の県庁所在地で19歳の風俗嬢が絞殺された。事件を担当した県警本部捜査一課の警部補・古城辰郎は無実の容疑者を自殺に追い込み、警察から放り出される。家族とは別居、調査屋に身をやつして四カ月が経ったある日、ひとりの少年が、真犯人は地元暴力団北星会のチンピラだ、と訴えてきた。被害者は少年の恋人だったらしい。在職中、県警と北星会の癒着に気づき、暴力団対策担当の捜査四課・室町貴之と共に極秘調査を進めていた古城は、自分が上層部に嵌められたのでは、という疑念を抱く。真実を求めて街を歩く古城だったが、やがて北星会の内部抗争が勃発し、街には拭いがたい腐臭が立ちこめた……。注目の著者が放つ、傑作長編探偵小説!