「処刑の家」書影

処刑の家

勝目梓(カツメ アズサ)

新書判 236ページ

2004年10月18日発売

価格 922円(税込)

ISBN 978-4-408-50440-7

在庫なし

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房総のゴルフ場でコックを務める堀井勉とキャディーの志穂は仲のいい夫婦で、失踪した志穂の父の家をペンションに建て変える夢を持っていた。志穂の妹である直美が計画に反対し、姉妹の仲が険悪になっている折り、堀井夫婦を突然の凶行が襲う。志穂が堀井の目前で正体不明の男たちに陵辱されたのだ。堀井は、自身が八年前に犯した過失致死事件との関連を疑う。その事件には、堀井の義妹であり、現在は女優となっている可奈子の隠された少女時代も関わっているのだ。堀井は封印してきた己の過去を解き、 事件の背後に巣くう者どもに苛烈な復讐を誓った――。