十和田・田沢湖殺人ライン
深谷忠記著(フカヤ タダキ)
新書判 324ページ
2004年09月17日発売
価格 943円(税込)
ISBN 978-4-408-50436-0
在庫なし
十和田湖畔で、東央大学院生・田中春奈の死体が発見された。美貌の彼女は、以前、主任教授の岸佳彦からセクハラ被害を受けた過去があった。捜査陣は、辞任した岸をはじめ彼女の所属していた研究室の関係者を調べるが、いずれも決め手に欠けた。困惑する捜査の過程で岸が、<湖の畔で乙女が二人、恋しい男の面影を求めて悲しく歌う>という、十和田湖畔の乙女像を想起させるメッセージを関係者に送る。殺人事件に加えて新たに発生した謎に、壮の推理力が発揮される――。