「氷雪の殺人」書影

氷雪の殺人

内田康夫(ウチダ ヤスオ)

新書判 340ページ

2001年09月16日発売

価格 922円(税込)

ISBN 978-4-408-50385-1

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北海道・利尻島に遅い春が訪れようとしていた5月、裾野を長く引いたその美しい姿から「利尻富士」の名で呼ばれる利尻山の登山道脇で、一人のエリートビジネスマンが変死しているのが発見された。地元警察署では自殺として処理したが、ある筋から浅見光彦のもとに、極秘に再調査してほしいとの依頼がきた。事件を追う浅見は、死者が残した謎のメッセージと一枚のCDを手に入れる。そして浅見が直面する、国家権力という巨大な闇。戦後、日本人が喪った「覚悟」をテーマに著者が描いたエンターテインメント傑作巨編。