「できない自分を認める力」書影

マイナス思考でも人生はうまくいく! できない自分を認める力

友末亮三(トモスエ リョウソウ)

高田机上(タカタ キジョウ)

四六判 160ページ

2017年06月01日発売

価格 1,430円(税込)

ISBN 978-4-408-45614-0

在庫あり

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悩みがすっかり楽になる!

プラス思考になりたいですか?
仕事や生活がうまくいかないとき、「その原因は自分がマイナス思考だから」と考える人が、
増えています。

そうした人たちは、プラス思考の自己啓発本を読みます。
そして、友人にはげまされ、ネットのポジティブポエムに感化され、
熱いメッセージの書かれた日めくりカレンダーに元気をもらい、
プラス思考に生まれ変わり(生まれ変わったと思い)、新たなスタートを切ります。
しかし、時間が経つとまた、マイナス思考に戻ってしまいます。

それでは、なぜプラス思考が身につかないのでしょうか。
結論から言えば、そもそも、その人にはプラス思考が合わないからです。
しかし、プラス思考になれないからといって、すべてをあきらめる必要はありません。
なぜプラス思考が自分に合わないのか、
マイナス思考で考え方を改善させる方法はないのか、一度じっくり考えることが必要です。

私はテニスプレイヤーとして、テニス研究者として、
そしてテニスの指導者として40年を過ごしてきました。
そうした経験の中で、スポーツを深く考察するうちに思い描くようになったのは、
「スポーツを指導するときの方法論は、一般の人にも十分通用する」ということでした。
そしてひとつの思考法に行き着いたのです。
それが本書で紹介する、「積極的マイナス思考」です。

この新しい思考法は、スポーツだけでなく、
上司や部下の関係といったビジネス分野での悩みや、
受験や子育てや病気といった日常生活での悩みなど、
プレッシャーやストレスがかかる、どのような場面にも有効な思考法です。

もともと人間には、プラスとマイナス、表と裏、善意と悪意、その両方が存在しています。
その片方に目をつぶろうとするのではなく、
この両方をうまく扱える人間になることを目指しましょう。
そして、「心」だけではなく「身」もやわらかくしていくことが大切です。

これが積極的マイナス思考という考え方の基本であり、
誰もが自然に達成できることなのです。
(本書「はじめに」より抜粋)

【目次】
第1章 プラス思考の弊害
第2章 なぜプラス思考が合わないのか
第3章 4つの思考法
第4章 積極的マイナス思考の概要
第5章 思考の男女差
第6章 積極的マイナス思考を用いて問題解決
第7章 心理学と積極的マイナス思考
第8章 積極的ワリキリ思考