試合に勝つテニス 鈴木貴男のダブルス講座
鈴木貴男著(スズキ タカオ)
A5判 160ページ
2015年11月19日発売
価格 1,540円(税込)
ISBN 978-4-408-45577-8
品切
ゲームで役立つテクニックと戦術を完全公開&伝授する!
ズバリ、本書には「鈴木貴男のダブルス論」が、あますところなく詰め込まれています。
これまで一般的に「ダブルスのセオリー」とされているものと違った、「貴男流の裏セオリー」的なものも紹介しています。え、本当にそうなの? と最初は違和感を覚えるかもしれません。でもそれらは世界のトップクラスのゲームシーンで使用されている戦術から編み出されたエッセンスなのです。
本書を読んでから、プロのダブルスの試合を見ると「あ、ホントだ!」と感じることがたくさんあります。
シングルスは1対1の戦いですが、ダブルスは2対2の戦い。パートナーがいてこその戦いです。ダブルスは個人のスキルが高い2人が組んだからといってかならずしも勝てるとは限りません。
ひとつのキーワードとなるのが「コンビネーション」。相手からボールがきたときに、シングルスで考えるのは相手のことですが、ダブルスでは相手にプラスして、パートナーのことを考えなければいけません。そこにダブルスの楽しさがあり、難しさがあります。
いいサーブを打って、パートナーが前で決めてくれると、最高の充実感が得られたりしませんか? このようにパートナーと協力しながらコンビネーションで戦うことができるのが「ダブルスの楽しさ」なのです。
逆にコンビネーションがうまくいかないと、格下の相手にも簡単にやられてしまうのがダブルスの難しさです。センターにきたボールをお互いに譲り合ったりする場面が多いペアは、コンビネーションに問題があります。また、センターを割られてしまうのはお互いのポジショニングが悪いのかもしれません。
そんなコンビネーション力のアップのために、最も大切なポジショニングについての考え方から解説がスタート。
ポジショニングの基本と応用、前衛の戦術と攻撃法、レシーバー側の戦術、陣形別の戦術、サーバー側の戦術、そしてダブルスに強くなる心得と練習法、と章に分けて、わかりやすく解説が続きます。
これまで3回戦までが精一杯だったペアでも、ワンランク上のステージに手が届くことまちがいなしです。