「バスケットボール 試合で勝つチームオフェンス」書影

バスケットボール 試合で勝つチームオフェンス

目由紀宏監修(サッカ ユキヒロ)

A5判 208ページ

2015年09月04日発売

価格 1,650円(税込)

ISBN 978-4-408-45572-3

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5人が連動すれば 確実に得点できる!

バスケットボールをプレーしている時、最も楽しいと感じるのは、自分がドリブルでディフェンスを抜いてシュートを決めた時ではないでしょうか。なかにはチームメイトに得点させるパスに喜びを感じている選手もいるかもしれません。いずれにしても、ボールを触ることによってチームに貢献していることを実感できます。

ではみなさんは試合中、どのくらいボールに触っていると思いますか? 高校生以上の大人の試合は通常、40分で行われます。もし、お互いのチームがスターティングメンバーだけで戦ったとしたら10人。つまり「40÷10=4分」という計算になります。たった4分? と驚くかもしれませんが、おそらくもっと少ないでしょう。ボールが誰の手にも触れられていない時間がありますし、実際は控え選手も出場するわけですから一人の選手がボールに触れている時間はせいぜい1、2分程度なのです。

そこで目を向けて欲しいのが、ボールを持っていない選手も含めた全員の動き方です。ボールマン(ボールを持つ選手)がどんなプレーをするか見入っていませんか? それではボールマンがディフェンスにおさえられた時点でチームの攻撃は終わってしまいます。ボールを持っていない選手もいつでもパスを受けられる準備をしたり、おとりになる動きをすることによってチームとして攻撃することが可能になるのです。

これを「チームオフェンス」と言います。そしてチームオフェンスをスムーズに展開するためには、選手がどう動くかチームの中での決まりごと「チームルール」を作る必要があります。本書ではそのチームルールをどうやって作り、試合で通用するフォーメーションにつなげていくかを考えてみようと思います。

みなさんのチーム事情に合ったフォーメーションをピックアップしてアレンジし、ぜひチームの武器として備えてみてください。