エリック・バーンの交流分析 フロイト、ユング、アドラーを超える心理学

イアン・スチュアート著（イアン スチュアート）

日本交流分析学会訳（二ホンコウリュウブンセキガッカイ ）

カウンセリングと心理療法の原点

カウンセリングと心理療法における最も重要なキーパーソンであるエリック・バーンの研究書は邦訳としては、あまり顧みられないまま実践的研究が進められてきたが、あらためてその再評価を試みるべく、新訳として訳出。彼の生涯と経歴を簡潔に概観し、当時の心理学と治療の現場の背景をまとめ、交流分析の基礎となる理論を分かりやすく概説する。そして、その考えを実際の治療の側面に関連づけてくわしく解説する。あわせて、エリック・バーンの研究に対して、どのような批判があり、実践的な現場に活かされてきたかについても補足しながら、バーンの心理学がもたらした心理療法における貢献について評価する。いま交流分析などの心理学的アプローチを進めていくための基本文献となる一冊。