「栃木「地理・地名・地図」の謎」書影

栃木「地理・地名・地図」の謎 意外と知らない栃木県の歴史を読み解く!

篠崎茂雄監修(シノザキ シゲオ)

新書判 192ページ

2014年11月06日発売

価格 880円(税込)

ISBN 978-4-408-45532-7

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徳川埋蔵金は、栃木県にあり!?

栃木県はよく「影が薄い」といわれる。「地域ブランド力調査」によれば、47都道府県中41位(2013年)と下位に甘んじており、県の魅力度の低さが問題視されている。しかも、毎年のように隣県の茨城県や群馬県と下位を争い、県民の中には、それを自慢げに語る人さえいる。諦めとも、自虐的ともいえるこの感情こそが、栃木県の県民の個性ともいえる。

現在、栃木県では「無名有力県から有名有力県へ」を合言葉に、県のイメージアップに力を入れている。観光地として世界的に知られる日光はもちろん、栃木、足利、那須などの歴史的遺産や自然遺産を生かした地域づくり、佐野ラーメン、宇都宮餃子、イチゴなど全国に誇る農産物と食文化、結城紬や益子焼などの伝統工芸品、そして烏山の山あげ祭りや鹿沼今宮神社祭りの屋台行事といった各地の祭礼など、栃木県には優れた資源がたくさん眠っている。栃木県は魅力あふれる県なのだ。そうした栃木県の魅力について、まとめたのが本書である。