「愛媛「地理・地名・地図」の謎」書影

愛媛「地理・地名・地図」の謎 意外と知らない愛媛県の歴史を読み解く!

土井中照監修(ドイナカ アキラ)

新書判 192ページ

2014年10月31日発売

価格 880円(税込)

ISBN 978-4-408-45525-9

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松山名物・坊っちゃん列車
実は蒸気機関車ではない!?

愛媛の魅力を伝えるのは難しい。何を伝えようかと悩むのではない。どの魅力をイチバンに挙げようかと、頭をひねらなければならないのである。司馬遼太郎は、松山出身の秋山好古、秋山真之、正岡子規を主人公とする小説『坂の上の雲』で、「伊予松山というのは領内の地味が肥え、物実りがよく、気候は温暖で、しかも郊外には道後の温泉があり…」と記した。温泉の記述はさておき、「地味が肥え、物実りがよく、気候は温暖」は愛媛県全体に当てはまる。

本書は、「第一章 多彩な地形から生まれた不思議ワールド」「第二章 県内各地の歴史と伝承を探る」「第三章 伝説から紐解く地名の由来」「第四章 近現代に発達した愛媛の産業あれこれ」「第五章 もっと知りたい愛媛の文化と暮らし」で構成され、愛媛県の魅力をくまなく網羅している。