「すべてがわかる 零戦入門」書影

すべてがわかる 零戦入門

関賢太郎(セキ ケンタロウ)

新書判 192ページ

2013年11月02日発売

価格 838円(税込)

ISBN 978-4-408-45477-1

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戦後70年が経とうとする今でも、日本のみならず世界中から高い評価を受けている零式艦上戦闘機(零戦)。その人気の理由は、数々の伝説に彩られた戦場における活躍にあると言えるだろう。第二次大戦の初期に他のライバル機を圧倒していたその性能、それらを最大限に活かした戦術……零戦の輝きはほんのささやかな、刹那の出来事であったかもしれない。しかし1940年からすこしの間、零戦は世界最高の戦闘機のひとつとして、まぎれもなく世界の航空史上に残る傑作機であった。本書では零戦開発時のエピソードや、設計主任・堀越二郎、撃墜王・坂井三郎ら零戦に関わった人間たちの生き様にもスポットを当てて、歴史的名機の全貌を明らかにする。

第1章 零戦のココがすごい!
エンジン
翼と機体
零戦の機銃
搭載爆弾
航続距離
剛性低下式操縦索
プロペラ
無線機
バブルキャノピー
コックピット
零戦の戦術(1)零戦の編隊
零戦の戦術(2)零戦の格闘術
零戦の戦術(3)空母からの発艦・着艦

第2章 零戦が生まれるまで
零戦開発史(1)前任機 九六式艦上戦闘機
零戦開発史(2)十二試艦戦計画
零戦開発史(3)開発中の墜落事故
零戦開発史(4)三菱の零戦と中島の零戦
零戦開発史(5)幻の金星零戦
零戦開発史(6)零戦の派生型
零戦開発史(7)連合国軍に鹵獲された零戦
零戦開発史(8)後継機

第3章 零戦戦記
日中戦争
真珠湾攻撃
フィリピン侵攻
珊瑚海海戦
ミッドウェイ海戦
南太平洋海戦
ラバウル航空隊圧勝劇
マリアナ沖海戦
本土防空戦

第4章 「ゼロ」をめぐる12人
岩本徹三
坂井三郎
西澤廣義
笹井醇一
関行男
ジョン・サッチ
戦艦ミズーリに突入したパイロット
堀越二郎
杉田庄一
山本五十六
源田実
大西瀧治郎

第5章 零戦8番勝負
VS.F4Fワイルドキャット
VS.F6Fヘルキャット
VS.スピットファイアMk・V
VS.P51Dマスタング
VS.B-29スーパーフォートレス
VS.F4Uコルセア
VS.P-38ライトニング
VS.一式戦闘機「隼」