いっきに!同時に!化学もわかる物理
京極一樹著(キョウゴク カズキ)
手塚治虫画(テヅカ オサム)
新書判 208ページ
2013年11月14日発売
価格 838円(税込)
ISBN 978-4-408-45464-1
在庫あり
理系主要科目「物理」&「化学」が“一石二鳥”にできる本。
両科目の共通点、考え方の相違点を明確にして理科好き人間の知識の整理に役立つ!
物理と化学は、まったく異なる分野の学問ということもできますが、それらの間には数々の共通点があります。物理の運動も化学の反応も、実は同じようなしくみで発生し、反応しているのです。またどちらの学問も「物質」を対象としています。物理学的観点、化学的観点から「モノ」を考えることで、それぞれの学問の本質的な部分がはっきりと見えてくるでしょう。理系科目として、いずれか、もしくは両方の科目を選択している学生のみなさんにも読んでいただきたい一冊です。
■第1章 エネルギーの丘を越えれば化学反応
●化学反応とはエネルギーの丘を越えること
●エネルギーは仕事をする能力?
●エネルギーの種類と比べ方
●小さなエネルギーから大きなエネルギーまで
●永久機関は作ることができるのか
●エネルギー保存の法則の破れ
■第2章 人間が地球の中心まで落ちていかないわけ
●物理の力と化学の力を比較する
●物質の根源と物理と化学
●元素と原子はどう違う
●物理でも化学でも登場する周期表
●周期表を電子の配置で見てみる
●化学結合する力は静電気力
●物質の3つの姿:固体、液体、気体と化学結合
●炭素の同素体の話
●元素はどうやって生まれたのか
●元素はどうやって変化するのか
●ノーベル物理学賞とノーベル化学賞の違いは?
■第3章 どうしてどんな気体も体積はみな同じなのか
●流体にはたらく基本原理
●気体の体積が低圧・高温で膨張するわけ
●気体の圧力を気体分子の運動で考える