よんだ100人の気持ちがよくわかる!百人一首 なぜだろうなぜかしら
柏野和佳子著(カシノ ワカコ)
平本智弥著(ヒラモト チヤ)
市村太郎著(イチムラ タロウ)
A5判 192ページ
2013年08月30日発売
価格 990円(税込)
ISBN 978-4-408-45457-3
在庫あり
歌をよんだ本人が現代に現れて 作ったときの気持ちを語る?!
2013年度より全面実施されている新学習指導要領では、日本の伝統や文化に関する教育の充実がうたわれ、やさしい古文の音読や暗唱が推奨されています。「百人一首」を学ぶことは、まさにその学習にふさわしいものです。
本書は「百人一首」に収録された歌をよんだ人に一人ずつ現れてもらい、歌を作ったときの気持ちを説明してもらうというスタイルで書かれています。それは、100人の歌人が歌にこめた思いを、現代の子どもたちにわかりやすく解説するためです。
「季節の美しさ」「恋のときめき、切なさ」「人生」「旅」などを歌ったその思いは、古代の日本人と今の日本人とで大きく変わりません。現代なら手紙やメールに書いたり、写真に撮ったりすることを、かつての日本人は五七五七七の和歌の世界で表現をしました。そのわずかな文字数で豊かな詩情を表現できることなども、本書を通じて学ぶことができます。それぞれの歌の意味を楽しく読んでおぼえられるだけでなく、古代から現代へと育まれた日本人の美意識、感性を学べる。「百人一首」の世界をより深く楽しめる一冊です!