能力を開く「数学的発想」法 数学が苦手な人ほど、まだまだ伸びる!
小林道正著(コバヤシ ミチマサ)
四六判変型 192ページ
2013年07月31日発売
価格 1,100円(税込)
ISBN 978-4-408-45454-2
在庫なし
物事の本質を見抜く「頭のよさ」を身につける方法とは?
人間は本来、知的好奇心に満ちた動物です。いろいろなことに興味を持って学び、考えることによって、人間の頭脳はどんどん発達していきます。「わからなくてもよいから暗記する」というのは、頭のいい人のやり方ではないでしょう。その場しのぎにはなるかもしれませんが、かけがえのない「考える能力」を減退させているのです。真の実力をつけるには「みずみずしい感受性」「疑問を抱く好奇心」「勉強してみたいという意欲」「とことん考えるという意欲」こそが大事です。
具体的なものに接触し、体を使って体験・経験し、そこに共通に存在する法則性を見出し、自分の中に確立する「学ぶ」という活動は、数学を学ぶときにもっとも顕著に現れるので「数学的発想」と呼びます。このような「数学的発想」による生き方、能力を引き出す方法、勉強法は他の分野の学習にも応用できるのです。当たり前のようなこと、わかったつもりのことでもよく考えてみると意外な側面がわかってきます。一見不可能に思えることでも、頭を柔らかくして視点を変えてみると、簡単に解決の糸口が見つかることもあります。
情報過多かつ収入格差も広がっている今、「数学的発想」の有無が、人生を大きく変えることでしょう。本書では、日本の数学教育をけん引してきた著者が、本当に頭のいい人になる方法、生き方、考え方を、わかりやすく説き明かします。
【お詫びと訂正】
『能力を開く「数学的発想」法』で誤りがありました。
37ページ 7行目
誤)2010年
正)2011年
129ページ 最終3行
誤)s=(3+4+5)/2=6
S√6(6-3)(6-4)(6-5)=6
これからこの畑の面積は6√6+6であることがわかる。
正)誤)s=(3+4+6)/2=6.5
S√6.5(6.5-3)(6.5-4)(6.5-5)=約9.236
これからこの畑の面積は6√6+約9.236であることがわかる。
読者ならびに関係の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びし訂正いたします。