知れば知るほど面白い 古事記
三橋健著(ミツハシ タケシ)
新書判 224ページ
2012年07月05日発売
価格 838円(税込)
ISBN 978-4-408-45397-2
在庫なし
今だからこそ読み返したい日本最古の歴史書
【巻頭折り込み】
■全体の流れがわかりやすい古事記略年表
■伊耶那岐命・伊耶那美命の神から初代神武天皇までの略神系譜
「日本の古典は、スルメを噛むように一字一句を噛みしめながら何度も何度も繰り返し読むことが肝要である。じっくりと読み込むことで本来の意味が見えてくる。江戸時代の国学者の本居宣長は、弟子に「古事記を繰り返し読み見るべし」と教えている。」(本文より)。
編纂から1300年を経た日本最古の歴史書『古事記』。中央集権国家確立のため、天武天皇が着手した「帝紀」と「旧辞」の謡習は、二代後の元明天皇に受け継がれ、国史としての『古事記』が成立しました。「かつては、この国を愛する人々の間には、元旦の朝に『古事記』を読む風習があった。(中略)『古事記』はかけがえのない自分を見つめ直し、リセットする時に読む最適の古典なのである。」(本文より)。その内容は、単に国の成り立ちを説明するだけではなく、現代に生きるわたしたちに対する戒めや、伝統文化の意味、役割、生活の知恵など教えてくれるものでもあります。「生死の起源」「寿命の起源」「治水の大切さ」ほか、今こそ改めて読み噛みしめたい『古事記』の一番よくわかる入門書です。