詰むか詰まないか 読みきり将棋
森信雄著(モリ ノブオ)
A6(文庫)判 338ページ
2019年12月02日発売
価格 1,210円(税込)
ISBN 978-4-408-41525-3
在庫あり
詰む問題と詰まない問題を1セットで出題する新趣向の詰将棋本…読みきり将棋。
この本の特徴は以下の4点。
①どちらが詰むか詰まないか
一問でAとBがあり、どちらかが詰みどちらかが詰まない問題です。
似たような形ですが、微妙に詰むか詰まないかの差が出てきます。詰むか詰まないかを答えると同時に、両方の問題の結論を読み切るのが「読みきり将棋」の特徴です。
②ボリュームたっぷりの出題
入門編50問、初級編60問、中級編49問の構成になっていて、問題数としてはその倍のボリュームがあり、詰むか詰まないかの答えを追求していく中で、終盤の読みの力を養うのがねらいです。
③詰む将棋と詰まない将棋を見極める
詰むか詰まないかの問題は、結論を出すまでに読みの量を増やす必要があります。詰ますパワーと同時に、詰まないのを読み切るパワーも身に付いてくるはずです。
④詰むときは駒余りも可
実戦に即しているので、駒余りも構いません。あくまで詰むか詰まないかを問う問題です。以上の特徴を生かす上手な使い方は以下の4点です。
① 詰むか詰まないか直感を試す
形を見て詰むか詰まないかの判断を下すときに、自分の中での直感はどちらか、それが大切です。直感は終盤の読みの総合力を計るバロメーターになります。
② 詰むか詰まないかを読み切る
詰むか詰まないかの正確な答えを出すときはには、手を読み切るパワーが必要になります。詰むかつまないか不明のときに、自分の読みで結論をだすのは大きな自信につながるものです。直感から読みに転じて、しっかり向き合って下さい。
③ 正解を確認する
正解を確認するときは、自分の読みが合っていたかどうかが大事です。特に詰む結論のときは読みを間違えていないか、詰まない結論のときは読み以外の好手で詰まないか、その確認が大きな武器になります。
④一回でなくて何度か繰り返して解くのも大きいと思います。詰みそうで詰まない、詰まなさそうで詰む、それが本書のねらいです。繰り返して解くことによって、詰むか詰まないかを読み切る力を養って下さい。