親を、どうする?
小林裕美子著(コバヤシ ユミコ)
滝乃みわこ原作協力(タキノ ミワコ)
A5判 168ページ
2013年11月07日発売
価格 990円(税込)
ISBN 978-4-408-41185-9
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いつか本格的におばあちゃんになっていくんだろうな うちの母も
とてもリアル。だけど、とてもあたたかい。親の老いに深くしずかに向きあう感動作。
恩師の葬儀でひさしぶりに顔を合わせた40代の同級生3人は、親の老後と死を意識するようになる。おひとりさまのカスミは祖父の死をきっかけに両親の老後を思う。「いずれ父も母もこうして死んでいく。その死をうけとめる勇気は、そのときの私にあるんだろうか」
夫と共働きのハルカは認知症の義母にふりまわされる。「お義母さん、本当にぼけてると思わない? しっかりしてるのは表面だけよ。あなたは仕事仕事でほとんど会話してないから!」
シングルマザーのサヨは父に突然「末期ガン」だと知らされ、熟年離婚した母との仲を再度とりもとうとするが……。「手術直前でも、口では強がっている父。私に隠れて何度も、お母さんにメールを打とうとしてはやめてるくせに」
介護マニュアルの本ではありません。誰もが経験するけれど、誰にもいえない家族の不安に、そっと寄りそう大人のためのコミックです。