テレビドラマでわかる平成社会風俗史
影山貴彦著(カゲヤマ タカヒコ)
新書判 192ページ
2019年07月04日発売
価格 1,045円(税込)
ISBN 978-4-408-33870-5
在庫あり
ドラマを見れば、時代を象徴する要素が散りばめられている!
テレビドラマは社会を映し出し、社会に働きかけてゆく。
ドラマを見れば、時代を象徴する要素が散りばめられている。
平成の30年間といえば、バブル真っ盛りから「失われた20年」といわれる
経済低迷への日本社会の変化。
世の中の恋愛観や職業観が大きく変わった。
そこが変われば、恋愛ものや職業もののテレビドラマの演出も変わる。
ドラマは社会の鏡なのだ。
平成の30年間を通じて、ドラマはどんな変化を遂げたのか。
改めてドラマを振り返って、時代背景を読み解いていく本。
■第1章 平成のブーム・流行を映し出したドラマたち
バブル経済と併走したトレンディドラマ
キャバ嬢が憧れの職業にランクイン
「オタク」が市民権を得た画期的なドラマ
コミュニケーション・ツールの光と闇
■第2章 ゆとり・格差・家族と学校…平成の社会を描く
ママカーストとマウンティングの人間関係
ドラマが描いてきた平成時代の貧富の格差
明朗な青春学園ドラマから遠く離れて
崩壊と再生を繰り返してきた家族の肖像
高齢化社会を迎えるテレビドラマの未来
■第3章 いろんな面でボーダーレス…平成時代の男と女
「不倫ドラマ」の昨日・今日・明日
LGBTに見る多様なあり方の可能性
『冬のソナタ』が運んできた純愛ブーム
白黒をつけないグレーな関係性を築く
■第4章 平成ドラマを支えたスタッフとこれから
国民的ドラマ「朝ドラ」、復活への道のり
脚本こそがテレビドラマの生命線
平成ドラマ史に刻印された俳優
(ほか)