「地形と地理で解ける!東京の秘密33 多摩・武蔵野編」書影

地形と地理で解ける!東京の秘密33 多摩・武蔵野編

内田宗治(ウチダ ムネハル)

新書判 196ページ

2018年11月02日発売

価格 990円(税込)

ISBN 978-4-408-33830-9

在庫あり

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台地と河川、扇状地。地形の凸凹がわかると成り立ちがわかる!

新宿あたりから西に向かって、徐々に東京都の地表は高くなっていく。
その「武蔵野台地」ある何段もの「崖」を刻んだのは多摩川。
一方、崖の高低差を克服しながら東へ流れる江戸時代の多目的人工河川・玉川上水。
両者を軸に、武蔵国や、そこに含まれる三多摩地方をみると、
産業や社会のゆりかごは、実は地形だったとわかります。
詳細な凸凹地図を多数掲載し、水や交通路から、多摩・武蔵野を眺めてみましょう。

【主な内容】
第一章 武蔵野台地の水と地形
・井の頭池の水が突然澄んだのはなぜ? 湧水池の多い標高50メートルライン
・多摩川から二段上がる崖線 府中崖線と国分寺崖線
・玉川上水 ホームから支流(分水)のせせらぎが見える駅

第二章 戦国大名&国府と地形編
・古代武蔵国の県庁ともいえる国府が府中に置かれた理由とは?
・家康が秀吉のために建てた!? 府中御殿遺跡発掘で謎が明らかに
・八王子城と北条氏照の謎 鉄壁の山城をなぜ放棄したのか?

第三章 武蔵野台地の「道」と地形編
・古代道路ミステリー 湿地や丘があっても一直線に造られた謎
・鎌倉街道 「いざ鎌倉」への道 鎌倉幕府による街道整備
・戦時中に戦車が走った戦車道路 うねうねとしたコースの理由は?

第四章 多摩の鉄道と地形編
・武蔵野台地の尾根筋から崖線越えの京王線と地形にこだわらずに多摩丘陵へ向かう小田急線
・台地を上り続ける西武池袋線と次第に低地に向かう東武東上線
・多摩川へと各地で延びていた砂利鉄道
・国鉄下河原線と青梅鉄道福生支線 緑道あり大築堤ありの廃線跡歩き

付章 多摩地域暮らしの地理学編
・蔵野市518万円、足立区336万円 年収が高い人が多摩地域は23区より多い?
・大学卒業者が多く住む市とそうでない市 八王子周辺に大学が多いのはなぜ?
・団地からニュータウンの時代へ 多摩の人口、過去から未来

ほか多数!