JR高崎線・宇都宮線沿線の不思議と謎
老川慶喜監修(オイカワ ヨシノブ)
新書判 192ページ
2018年09月06日発売
価格 990円(税込)
ISBN 978-4-408-33817-0
在庫あり
高崎線と宇都宮線の個性の「不思議」と「謎」
埼玉県の大宮駅から北西に延びる高崎線と、北東に延びる宇都宮線。
どちらも15両編成の電車が頻繁に行き交う北関東の大動脈。
郊外と都会の趣が同居する沿線には、いまの日本や、
あるいはその地域を形作った近世や近代のいろいろなおもしろさが隠されています。
同じ北関東でも、それぞれ異なる高崎線と宇都宮線の個性の「不思議」と「謎」に迫ります。
【主な内容】
■第1章 いつもの電車が読み解ける 鉄道・駅の不思議探訪
宇都宮線は正式名称ではなく愛称
大宮が鉄道の街になったのは肥料問屋さんのおかげ
鉄道の北の玄関口・上野ができたのは幕末の戦にアリ
高崎駅がいまの場所にできた発端となった騒動とは
■第2章 地図から浮かび上がる 地理と路線の謎
全国でもっとも有名なホットスポット 熊谷はなぜアツい?
年に一度だけヨシ原から姿を現わす幻の村
古河を走る茨城県道は、四県をまたぐ日本で唯一の県道
■第3章 個性豊かな駅が勢ぞろい! 沿線の街の履歴書
なぜ大宮は盆栽の聖地とまで呼ばれるようになったのか
餃子王国・宇都宮の秘密は土壌と気候にあった
行田の伝統産業・足袋の発展はマムシのおかげ⁉
埼玉県ができる前は「熊谷県」が置かれていたってホント?
高崎が工業集積地として発展した秘密
■第4章 観光ガイドとはひと味違う! 沿線隠れ名所案内
栗橋でしか見られない巨大魚たちの乱舞
那須塩原駅前にある二メートルの大鍋をホントに使う日
神社なのに参道に鳥居がない調神社の謎
北鴻巣を流れる一本の水路が、一三〇〇万人の生活を支えている
熊谷にしか生息していない超貴重生物 その名はムサシトミヨ
■第5章 ロマンを求めて途中下車 沿線歴史スポット散策
秩父事件の鎮圧に一役買った高崎線
周りに海もないのに宇都宮線沿いには貝塚が
古代史を覆した発見! 飛山城址で見つかった「烽家」とは
パナマに先駆け一八〇年! 江戸時代の浦和に最先端の運河があった
■第6章 「なるほど」が止まらない! 駅名・地名の不思議
県庁所在地が「埼玉」ではなく「さいたま」になったワケ
「一宮」「鬱の宮」「遷の宮」…宇都宮の由来に諸説アリ
地名が「おぐ」なのに駅名が「おく」 この違いはなぜ生じた?
「鴻巣」は古代の国府跡を示した地名
那須塩原という地名は、もともと駅