観戦&実戦で役に立つ! 柔道のルール 審判の基本
鈴木桂治監修(スズキ ケイジ)
岸部俊一監修(キシベ シュンイチ)
新書判 208ページ
2018年05月31日発売
価格 1,320円(税込)
ISBN 978-4-408-33720-3
在庫あり
オリンピックでも適用される新ルール、試合形式などをわかりやすく解説した1冊!
86の柔道技を連続写真で一挙掲載!
“日本のお家芸”として広く認知されてきた柔道ですが、近年の国際化の流れの中で、毎年のようにルールが頻繁に改正されてきました。そして、日本柔道がメダル12個と大活躍した2016年リオデジャネイロ五輪後、幾度かの改正を経て、東京五輪でも適用される新ルールが固まりました。 本書では、実際に柔道をする選手や審判員、指導者はもちろんのこと、柔道を観戦する人にも役立つよう、新ルールをわかりやすく整理し、解説しています。勝利のためには、ルールを正しく理解することが不可欠です。本書の監修者である鈴木桂治(アテネ五輪100㎏超級金メダリスト)は次のようにメッセージを送っています。「本書を手にしたみなさんには、まずは基本的な柔道のかたちを身につけ、ルールに合わせて自身の柔道の成長を求めてほしいと思います。その中で、投技や寝技といった柔道の醍醐味を存分に楽しんでください」(本書より)さらに本書の特徴は、柔道の技を連続写真で掲載・解説していることです。その数86。投技(手技、腰技、足技、真捨身技、横捨身技)、固技(抑込技、絞技、関節技)を網羅しています。技の研究・習得の参考になるだけでなく、観戦がより楽しくなることはまちがいありません!
【目次】
第1章 基本知識
試合場と畳/用具/柔道衣と衛生/審判員と役員/試合の場所(場内)/
試合時間/試合の決着/年齢制限と階級
第2章 競技方法
試合の開始/寝技への移行/「待て」の適用/「そのまま」/
「一本」と「技あり」の基準/「抑え込み」/延長戦(ゴールデンスコア方式)/
試合の終了/負傷、疾病、事故
第3章 禁止事項と罰則
禁止事項と罰則/指導の例(軽微な違反)/反則負けの例(重大な違反)/公認審判員資格
第4章 審判員の動作(ジェスチャー)
試合場への入退場時の礼/試合前の立ち姿勢/選手を試合場へ招き入れる/一本/
技あり/技あり、合わせて一本/抑え込み/解けた/待て/そのまま⇔よし/
柔道衣を直させる/宣告の取り消し/スコアなし/始め⇔それまで/勝者宣告/
指導、反則負けを与える/消極的指導/偽装攻撃の指導/医師の要請/
ベンディングポジションの指導/両手をブロックしている時の指導/
クロスグリップ、片襟の指導/襟隠しの指導/場外指導/立つことを促す/
ピストルグリップへの指導/下半身への攻撃・防御の指導/合議の要請/
場内(副審)/場外(副審)/主審の意見取り消し・技の効果なし(副審)/
寝技における「待て」(副審)/合議の要求(副審)
第5章 柔道技事典86
手技11、腰技10、足技21、真捨身技5、横捨身技13、抑込技7、絞技10、関節技9
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