歴代天皇知れば知るほど
所功監修(トコロ イサオ)
新書判 320ページ
2014年12月18日発売
価格 968円(税込)
ISBN 978-4-408-33314-4
在庫あり
古代から激動の近代まで 天皇日本史の決定版
歴代天皇の歩みを振り返ると、各時代の動向が如実に投影されている。神武天皇から今上天皇までの天皇を網羅しながら、歴史上重要な役割を果たした天皇については、エピソードなども紹介。各種の系図で天皇家と豪族などとの関係をでわかりやすく解説。
■第1章 大和時代の天皇 記紀神話から古代王権の成立へ
●神武天皇 記紀が伝える初代天皇の東征伝説
●崇神天皇 大和朝廷の軍事的統一国家体制を整備
●景行天皇 皇子の日本武尊に命じて熊襲・蝦夷を討伐
■第2章 飛鳥・奈良時代の天皇 天皇制度の確立から皇親政治へ
●推古天皇 聖徳太子を摂政に抜擢した日本初の女帝
●天智天皇 白村江の戦い後、近江大津宮で改革を断行
●天武天皇 天皇中心の律令集権国家を形成
●持統天皇 嫡孫の即位まで女帝として藤原京を造営
●聖武天皇 大仏建立など天平文化の盛期を現出
■第3章 平安時代の天皇 天皇親政から摂関・院政へ
●桓武天皇 平安遷都して律令国家を再建
●宇多天皇 「阿衡の紛議」の試練に耐え、「寛平の治」を実現
●醍醐天皇 父帝の遺訓を守り、「延喜の治」を現出
●白河天皇 半世紀にわたり院政を独占した「治天の君」
■第4章 鎌倉・南北朝時代の天皇 武家との対立と皇統の分裂
●後鳥羽天皇 承久の乱に敗れて隠岐へ配流
●後醍醐天皇 鎌倉幕府を倒して「建武の中興」を実現
■第5章 室町・戦国時代の天皇 朝廷の権威と戦国武将たち
●後小松天皇 南朝から神器を受け継ぎ両統合一
●正親町天皇 天皇の権威を活用し、織田信長と対峙
■第6章 江戸時代の天皇 朝幕関係の複雑な変化
●後水尾天皇 幕府に抗して幼少の皇女に譲位
●霊元天皇 朝儀を研究し、その復興に尽力
●孝明天皇 攘夷と公武合体を唱えて幕末の危機に対処
■第7章 東京時代の天皇 立憲君主から象徴天皇
●明治天皇 近代的な「大日本帝国」を実現
●大正天皇 病弱ながら国民に親しまれ、漢詩に秀でる
●昭和天皇 戦前・戦後も「立憲君主」を貫き、長寿を保つ
●今上天皇 「象徴天皇」を体現して全国民から慕われる
【お詫びと訂正】
じっぴコンパクト新書「歴代天皇知れば知るほど」
において下記の誤りがございました。
■61ページ4行目
「また、允恭天皇も」は正しくは「また、安康天皇も」
■139ページ6行目
「皇太子には仁明天皇の」は正しくは「皇太子には淳和天皇の」
に訂正させていただくとともに、読者の皆様に深くお詫び申し上げます。
実業之日本社学芸出版部