警察組織 迷走の構図 なぜ、重要未解決事件が増加しているのか?
来栖三郎著(クルス サブロウ)
四六判上製 260ページ
2004年12月13日発売
価格 1,760円(税込)
ISBN 978-4-408-32255-1
在庫なし
2000年に発生した「世田谷一家四人殺害事件」や、1995年の「国松孝次警察庁長官狙撃事件」など、近年、頻発している凶悪で社会的な影響も大きい「重要未解決事件」。いずれも、警察組織の威信をかけてでも解決しなければならない事件だが、解決のメドはまったく立っていないのが現状である。それは、なぜか? 「警察が行なう組織捜査、警察組織そのものに問題がある」と筆者はいう。「現場」と「組織」を熟知する元・警視正が、実際に発生した重要未解決事件を基に、警察捜査の根本を問う、警察内部から見た迷宮事件の顛末を探る。