今日、一途に 鎌倉名刹・浄智寺、老僧の独白譚
朝比奈宗泉著(アサヒナ ソウセン)
四六判上製 224ページ
2003年04月19日発売
価格 1,870円(税込)
ISBN 978-4-408-32175-2
在庫なし
55歳でTBSを退職し、禅の道を進んだ宗泉老僧が、鎌倉の春夏秋冬を人の一生にたとえて語る人生訓話。花のお寺として知られている臨済宗円覚寺派・鎌倉五山第四位の浄智寺。その浄智寺の閑栖という役職である著者は、花を愛し、自然の移りかわるさまを素直に受け入れ、今日という一日をただ一途に生きることをよしとしている。戦前・戦中の鎌倉、TBSのプロデューサーとして世界各国を回って感じたこと、禅僧の修行時代の苦労話、お寺の年中行事や日々の出来事、生と死、結婚と離婚、鎌倉文化人との交流など、禅の教えを交えながら自筆の挿し絵とともに語る。巻末に「毎日、声出して読みたい観音経」の原文と訳語付き。