浅見光彦ミステリースペシャル(18) 『還らざる道』『イーハトーブの幽霊』
内田康夫原作(ウチダ ヤスオ)
たのまゆうむ作画(タノマ ユウム)
たむら純子作画(タムラ ジュンコ)
B6判 420ページ
2014年04月28日発売
価格 612円(税込)
ISBN 978-4-408-17492-1
在庫なし
淀みの中に真実を映しだす、冴えわたる名推理――!
テレビドラマでも不動の人気を誇る、内田康夫の旅情推理探偵ミステリー・浅見光彦シリーズの完全コミカライズ第18弾。名探偵の鋭い洞察力で、日本各地で起こる事件の謎を解き明かす、読み応え抜群の読みきり長編2本を400P超のオール新作描きおろしでお届けします!
■イーハトーブの幽霊
「理想郷」で起きた連続殺人事件…そのおぼろげな犯人像は、やがて見えざる幽霊へと変わる。
「イギリス海岸」「さいかち淵」、そして「銀河鉄道」…。岩手県に残された、宮沢賢治が「イーハトーブ」と名付けたその場所で、作品に見立てられたように次々と発生する殺人事件。警察の捜査が混乱する中、花巻祭りの取材で居合わせた光彦は、独自に捜査を開始した――。気になる手がかりは、被害者が残した「まただよ」「幽霊を見た」というの言葉だが…。
■還らざる道
二度と戻らないと決めた場所へ、最期に向かった老人の決死の覚悟とは。
これが最後の旅だと木曾路へ向かった老人がひとり、その道の途中で死体となって発見された。祖父からの遺品を手にして、事件の解決を誓った孫娘・正恵と共に事件を追うことになった光彦だが…。過去の封印が解かれ、半世紀を超えて託されたメッセージをヒントに真相に迫る中、新たな悲劇が起こる!?