「シンクロ(2)」書影

シンクロ(2) 入り込む罪悪感

坂辺周一作画(サカベ シュウイチ)

B6判 228ページ

2013年05月29日発売

価格 713円(税込)

ISBN 978-4-408-17444-0

在庫なし

オンライン書店で購入する

サスペンス漫画の巨匠が描く、ニューサイコサスペンス!!

双子の美人姉妹・赤池冱花と赤池六花は生まれつき特異な能力を持っていた。それは、他人が罪悪感からみる幻覚にシンクロしてしまい、自分たちも同じ幻覚がみえてしまうというもの。その能力のせいで、ふたりは様々な事件に巻き込まれてしまう……。第2巻は4つのエピソードを収録。

【第1のエピソード】
中小企業の社長・田口が恐ろしい殺人現場の幻覚をみていた。その幻覚にシンクロした冱花と六花は、親しい刑事・永江に相談する。社長は会社経営に困り、金の工面に奔走しているようだが、彼がみている殺人現場の幻覚が意味するところは…?

【第2のエピソード】
大学生・須田の隣に住む子供が親の虐待により死亡した。自分に罪はないと思いつつも、何もできなかったことへの罪悪感を須田はいだく。その気持ちが自分を追い詰め、いつからか子供の泣き声が幻聴となって襲ってくる。須田を助けようと六花は奮闘するが…。

【第3のエピソード】
有名経済アナリスト・子安には、密かな楽しみがあった。それは、電車内での痴漢。地位や名誉を手に入れたからこそ、痴漢で捕まってすべてを失うことができないというスリルが増し、そのスリルがより強い興奮を子安に与えた。子安のしている犯罪行為に気がついた冱花と六花は、罪を暴くため行動を起こすが…。

【第4のエピソード】
女性からストーカー被害の訴えを受けていた熟年刑事・関は、署の慰安旅行を優先するため、面倒なその訴えを受理せずにいた。しかし慰安旅行の最中、訴えていた女性がストーカーにより殺害されてしまい、関は後悔の念に苛まれる。一方、刑事・永江は、冱花と六花の能力を使って、逃走中のストーカー殺人犯を捕まえようとするが…。