トリガー(3)
武村勇治画(タケムラ ユウジ)
板倉俊之作(イタクラ トシユキ)
B6判 244ページ
2013年05月29日発売
価格 628円(税込)
ISBN 978-4-408-17443-3
在庫あり
インパルス・板倉俊之が書いた話題の小説を、迫力のビジュアルでコミック化!
近未来の日本…。日本は国王制となり「射殺許可法」が制定された。各都道府県に1名ずつ配置された「トリガー」たちは、無条件で拳銃を使用することを許可される。それぞれの「トリガー」たちは、己の信念に従い《悪》と判断したターゲットに弾丸を打ち込む!! 第3巻には、愛知県と神奈川県のトリガーのエピソードを収録。
【愛知県のトリガーのエピソード】
大内雅人は愛する幼い娘を異常性犯罪者に殺された。その犯罪者を裁く第二審が名古屋高等裁判所で行われる。その裁判を傍聴する大内は衝撃的な状況を目の当たりにする。被告人の弁護士として死刑反対派の敏腕弁護士が、精神鑑定を盾に無罪を訴えたのだ。そして裁判は弁護士の主張が優位に進められる……。引き込まれていくストーリーのラストは予想外の展開へ。
【神奈川県のトリガーのエピソード】
元暴走族の総長であった藤井涼太は、今は引退し真面目な生活を送っている。しかし、父と自分が働いても、借金を返しきれない貧しい暮らしであった。妹は絵の才能があり、高校を卒業したあと絵の勉強をするため進学したいと話しているが、それも金銭的に難しい状況であった。そのことを気にした父親は、金を作るため銀行強盗を決行する。しかし、たまたまそこに居合わせたトリガーによって射殺されてしまう。怒りに震えた藤井は、トリガーに復讐するため暴走族に復帰し、トリガーを誘い出す捨て身の作戦に出るが……。藤井とその恋人・桜井との純愛ストーリーもからみ物語は感動の結末へ。