「「橋」と「トンネル」に秘められた日本のドボク」書影

びっくり! すごい! 美しい! 「橋」と「トンネル」に秘められた日本のドボク

三浦基弘監修(ミウラ モトヒロ)

造事務所(ゾウジムショ )

全書判 224ページ

2017年01月27日発売

価格 880円(税込)

ISBN 978-4-408-11206-0

品切

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土木構造物って、すごい

近年、ダム、鉄道、道路、団地、工場といったインフラの大切さ、その背景にある物語や産業的な発展に、きちんと目を向けられるようになってきました。
そしてエンターテイメントとして、新たな概念「ドボク」として楽しまれています。
地形を克服し、物流・移動を確保して国土の骨格を造り上げる橋とトンネルは、一見、味気なく見えるけれど、実は個性があり、そこに造られた必然性や個々の事情もみえてきます。
発展の歴史も、世界や日本の産業史とも強く関わっていて、とてもドラマチックなのです。
橋とトンネルの魅力は、それぞれ「構造」と「工法」。
その切り口で、数式を使わずに橋の構造を、豊富な事例でトンネルを解説します。

●目次抜粋
part1 知ってるようで知らなかった 「橋」の世界

・橋を構造別に四つに分け、その力学を理解しよう
・東京ゲートブリッジが、恐竜のような形になった深い理由
・条件や目的によって変わってくる、四種類の橋の架設工法
・橋の構造別・世界一長い橋と世界一高い橋
・日本の橋よりさらに不思議な、世界の個性的な橋めぐり

part2 知れば知るほどアメージング! 奥深い「橋」の魅力
・「鉄の魔術師」エッフェルが空に向けて架けた大きな橋
・「もったいない」の精神で100年を超える鉄橋を再利用
・橋の概念を打ちやぶる 渡らない橋に水面の下に架かる橋
・人で落ちた橋、風で落ちた橋 恐ろしい落橋事故の歴史
・ダムカードに続け! 埼玉県が独自に発行をはじめた「橋カード」

part3 見えない部分がすごい! 「トンネル」の世界
・世界と日本のトンネル史をひもとく
・まったく違う発想に基づいている、四種類のトンネル工法
・日本のトンネル技術の粋を集めて完成した青函トンネル
・トンネル内でアップダウン 重力を利用した安全性と経済性
・トンネルの部材と建設様式をみれば、いつ造られたのかがわかる
・未曾有の難工事となった鍋立山トンネル

part4 知ればもっと、なかにいたくなる 「トンネル」の魅力
・交通や物流面で大きな変化をもたらしたトンネル
・日本と世界のトンネルの長さ・短さ・深さランキング
・長いトンネルは、ほとんどが鉄道用、その意外な理由
・トンネルの工期を大幅に短縮したノーベルの大発明
・長大トンネルの必需品であるファン