明治 大正凸凹地図 東京散歩
内田宗治著(ウチダ ムネハル)
A5判 192ページ
2015年10月15日発売
価格 2,640円(税込)
ISBN 978-4-408-11189-6
品切
凸凹地図でこそリアルに感じる100年前の東京
90cm×60cmの超特大地図とともに東京を歩こう!
大正5年測図・大正6年発行の、美しい1万分の1地形図。その地図に、現在の地形を重ね合わせたら、100年前の東京のリアルな姿が見えてきました。谷筋には民家がびっしり描かれますが、丘の上には広大な「白い空間」が描かれています。では、その「白い空間」にあるのは、いったい何でしょう?
本書には、ほぼ山手線のエリアの大正地図と、一部は明治16・17年の地図を合わせて掲載。大正5年の地図に現れているのは、明治維新後に発展し続けてきた東京が、一つのピークを迎えた時期の姿です。陸軍や海軍の施設も堂々と敷地を占め、山手線内にも練兵場や射撃場があった時代。その時代の東京を知ることは、いまの東京を知ることにもなります。このあと、関東大震災で大きな被害を受け、国内外の政治的な情勢も大きく変化していきます。
本書には、90cm×60cmの特大の1万分の1の地図が付属。表面と裏面で、ほぼ山手線内を収めるもので、どこをどれだけ眺めても、絶対に飽きないことでしょう。